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蕞爾
ふりがな文庫
“蕞爾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さいじ
80.0%
さつじ
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいじ
(逆引き)
欧州にはただ
蕞爾
(
さいじ
)
たるジブラルタルにアフリカに多いマカクス・イヌウスとて日本猴に酷似しながら全く尾のない猴が住んでいたが、十年ほど前流行病で全滅した。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
唯日本、
蕞爾
(
さいじ
)
たる孤島に
拠
(
よつ
)
て、(中略)行ふこと能はず。其の亡滅を取ること必せり。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
蕞爾(さいじ)の例文をもっと
(4作品)
見る
さつじ
(逆引き)
今大王北平に
拠
(
よ
)
りて数群を取りたもうと
雖
(
いえど
)
も、
数月
(
すうげつ
)
以来にして、
尚
(
なお
)
蕞爾
(
さつじ
)
たる一隅の地を
出
(
い
)
づる能わず、
較
(
くら
)
ぶるに天下を以てすれば、十五にして未だ
其
(
その
)
一
(
いつ
)
をも有したまわず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
蕞爾(さつじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蕞
部首:⾋
15画
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
“蕞爾”のふりがなが多い著者
南方熊楠
幸田露伴
森鴎外