蕞爾さつじ)” の例文
今大王北平にりて数群を取りたもうといえども、数月すうげつ以来にして、なお蕞爾さつじたる一隅の地をづる能わず、くらぶるに天下を以てすれば、十五にして未だそのいつをも有したまわず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)