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蒼顔
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そうがん
ふりがな文庫
“
蒼顔
(
そうがん
)” の例文
旧字:
蒼顏
「何処をやられたのです」と訊ねると、「
膝
(
ひざ
)
じゃ」とそこを押えながら
皺
(
しわ
)
の多い
蒼顔
(
そうがん
)
を
歪
(
ゆが
)
める。
夏の花
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
刀痕
(
とうこん
)
の深い左膳の
蒼顔
(
そうがん
)
、はや生き血の香をかぐもののごとく、ニッと白い歯を見せた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あるいは
鋏
(
はさみ
)
で
髯
(
ひげ
)
をつんでいる、あの
金髪
(
きんぱつ
)
蒼顔
(
そうがん
)
なる若い学生、彼ら両者をとらえて、義務の
息吹
(
いぶき
)
を少し吹き込み、ブーシュラー四つ
辻
(
つじ
)
やプランシュ・ミブレー袋町で向かい合って立たしめ
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
げに彼はまさに死なんとする
蒼顔
(
そうがん
)
の勇蔵を呼び起して
詫
(
わ
)
び、恐るべく変りし阿園に向いて悔い、
厳
(
いか
)
めしき里方の父にいかに懺悔の端を開くべきか、打ち沈めるその母をいかに慰藉すべきか
空家
(新字新仮名)
/
宮崎湖処子
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“蒼顔”で始まる語句
蒼顔痩躯