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蒼涼
ふりがな文庫
“蒼涼”の読み方と例文
読み方
割合
そうりょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうりょう
(逆引き)
立科から桔梗ヶ原へ向けては、灰色の空をしきりに鳥が飛ぶのに、地上の荒野原は、この人ひとりをあるかせるための
蒼涼
(
そうりょう
)
たる画面。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あの市街の石のような沈黙のうちに、僕は見たんだ、
蒼涼
(
そうりょう
)
たる
夜
(
よる
)
の流に包まれて紅き血汐の暴いバッカントの踊るのを。その屋根屋根を
廻
(
めぐ
)
って燐光の燃え、怪しい物かげのゆらゆらと反映するのを。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
赤松の
樹蔭
(
こかげ
)
に茶店がある。中根さんはそこへ這入る。水潰けになっているラムネを二本註文する。みぞれをかいてもらって、それへラムネをかけて飲む。舌の上がぴりぴりとしてその
醍醐味
(
だいごみ
)
は
蒼涼
(
そうりょう
)
。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
蒼涼(そうりょう)の例文をもっと
(5作品)
見る
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
涼
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味
“蒼涼”のふりがなが多い著者
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
中里介山
林芙美子