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蒙求
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もうぎう
ふりがな文庫
“
蒙求
(
もうぎう
)” の例文
「大層むづかしいものをやりやがつたな。
蒙求
(
もうぎう
)
は荷が勝ち過ぎるだらう、少しは覺えて來たか」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
高芙蓉
(
こうふよう
)
がある時弟子を集めて、
蒙求
(
もうぎう
)
の講釈をしてゐた。「車胤集螢」の章になると、高芙蓉は肝腎の
車胤
(
しやいん
)
の事なぞは忘れたやうに、これまで自分が見て来た方々の螢の話をし出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
門前の
雀羅
(
じやくら
)
蒙求
(
もうぎう
)
を
囀
(
さへづ
)
ると説く先生あれば、
燎原
(
れうげん
)
を焼く火の如しと辯ずる
夫子
(
ふうし
)
あり。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「手前が妹に教はつて、
蒙求
(
もうぎう
)
を
囀
(
さへ
)
づる間、奧の一と間ぢや何をやつたんだ」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“蒙求”の解説
蒙求(もうぎゅう)は、伝統的な中国の初学者向け教科書である。古人の逸話を集めて韻文で並べた故事集。日本でも平安時代以来長きにわたり読まれた。現在でも広く知られる「蛍雪の功」(典拠は晋書や南史)や「漱石枕流」(典拠は世説新語)などの故事は蒙求によって学ばれることが多い。
(出典:Wikipedia)
蒙
漢検準1級
部首:⾋
13画
求
常用漢字
小4
部首:⽔
7画
“蒙”で始まる語句
蒙
蒙古
蒙昧
蒙塵
蒙古刀
蒙々
蒙衝
蒙古犬
蒙古語
蒙古王