“もうぎう”の漢字の書き方と例文
カタカナ:モウギウ
語句割合
蒙求100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大層むづかしいものをやりやがつたな。蒙求もうぎうは荷が勝ち過ぎるだらう、少しは覺えて來たか」
高芙蓉こうふようがある時弟子を集めて、蒙求もうぎうの講釈をしてゐた。「車胤集螢」の章になると、高芙蓉は肝腎の車胤しやいんの事なぞは忘れたやうに、これまで自分が見て来た方々の螢の話をし出した。
門前の雀羅じやくら蒙求もうぎうさへづると説く先生あれば、燎原れうげんを焼く火の如しと辯ずる夫子ふうしあり。
「手前が妹に教はつて、蒙求もうぎうさへづる間、奧の一と間ぢや何をやつたんだ」