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葭切
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よしき
ふりがな文庫
“
葭切
(
よしき
)” の例文
初夏の午後には
葭切
(
よしき
)
りの鳴くを聴き、月のあきらかな夜には風露の
蕭蕭
(
しょうしょう
)
と音する響を聞いて楽んだ。
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
本所
(
ほんじょ
)
茅場町
(
かやばちょう
)
の先生の家は、もう町はずれの寂しいところであった。庭さきの
墻
(
かき
)
の外にはひろい
蓮沼
(
はすぬま
)
があって、夏ごろは
蛙
(
かわず
)
が
喧
(
やか
)
ましいように鳴いていた。
五位鷺
(
ごいさぎ
)
や
葭切
(
よしき
)
りのなく声などもよく聞いた。
左千夫先生への追憶
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
葭
漢検1級
部首:⾋
12画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“葭”で始まる語句
葭簀
葭
葭簀張
葭簾
葭町
葭戸
葭簾張
葭原
葭萌関
葭簀掛