葉牡丹はぼたん)” の例文
彼はその手を鍋の下へ伸ばして、葉牡丹はぼたんのように重なった葉巻の灰の層をどさりと焜炉こんろの水に落した。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
河に面したくりや葉牡丹はぼたん腋臭わきがから
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
「すると葉牡丹はぼたんですか」
嫁取り二代記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)