“落目”の読み方と例文
読み方割合
おちめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしのうちでちらと見かけたのが、おまえさんの落目おちめッかけになったなんて、生涯云われるのは寝ざめがわるいからね
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沢屋の落目おちめは覆うべくもなく、病身な主人がここまでつないで来たのはむしろ不思議なくらいです。近所の衆、または町中には、怨みを持った人もありません。
人の家に来てぜにを貰うとは余り智慧ちえのないことだお前はお坊さん育ちで何も知るまいが、人が落目おちめになった所をなまじいに助ければ、助けた人も共に倒れるようになるもので