トップ
>
落暉
>
らっき
ふりがな文庫
“
落暉
(
らっき
)” の例文
途端に、見はるかす眼下の森、谷、巌から、其等が大きく傾斜して海に続く迄の風景が、雨あがりの
落暉
(
らっき
)
の中に、見る見る鮮明さを加えて浮かび上った。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
一しきり休むとまた馬に
跨
(
また
)
がり、がむしゃらに
駈
(
か
)
け出す。終日乗り疲れ
黄雲
(
こううん
)
が
落暉
(
らっき
)
に
曛
(
くん
)
ずるころになってようやく彼は
幕営
(
ばくえい
)
に戻る。疲労だけが彼のただ一つの救いなのである。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
暉
漢検1級
部首:⽇
13画
“落”で始まる語句
落
落胆
落着
落魄
落葉松
落人
落葉
落籍
落付
落語家