荷繩になわ)” の例文
新字:荷縄
それで土地によっては連尺を背負子しょいこの手ともいい(三宅島みやけじま)、あるいはまた荷繩になわのことだというものもある(佐渡さど)のである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
関東・東北の働き人たちが、荷繩になわばかりを背にかけて山に行き、田畠に行くにたいして、もとは西国さいごくでは朸をかかえて出かけるふうがあった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし以前の農村の負搬法ふはんほうというものは、これとはまったくちがったかるいなわ、もしくは荷繩になわ一式の仕事であった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)