“茅村”の読み方と例文
読み方割合
ちむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は御台所みだいどころ付きの女房で茅村ちむらつぼねという。やがて勝頼の前へ来て、奥の丸からのお使いという旨をこう訴えていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝頼は、信勝にそそいだ眼を、次には黙って、茅村ちむらつぼねへ向けて、こううながした。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとき彼のまわりには、ことし十六になる嫡男の太郎信勝だの、宿将真田昌幸さなだまさゆき、小山田信茂のぶしげ、長坂長閑ちょうかんなどもいて、何か評議中らしかったが、茅村ちむらつぼねが立ちかける前に、信勝は、つと進んで
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)