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芽出
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めだ
ふりがな文庫
“
芽出
(
めだ
)” の例文
試みに南天の幹を
伐
(
き
)
って見ると、必ずその切口の下の方にある用意の芽から、時こそ来れと新しく
芽出
(
めだ
)
って来るのを見受ける。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
春は草が青あおとしげって、白い小ぎくが
碧玉
(
へきぎょく
)
をしきつめたもうせんの上に白い星をちりばめていたし、
芽出
(
めだ
)
しやなぎやポプラの
若木
(
わかぎ
)
からはねっとりとやにが流れていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
またザボンの
苗
(
なえ
)
の
葉柄
(
ようへい
)
に
幹
(
みき
)
から
芽出
(
めだ
)
つ葉にもまた三出葉が見られることがあって、つまり遠い遠い前世界の時の葉を出しているのであることは
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
地中に直下する根は
多肉
(
たにく
)
で、
桔梗根
(
ききょうこん
)
と称し
袪痰剤
(
きょたんざい
)
となるので、したがってこの
桔梗
(
ききょう
)
がたいせつな薬用植物の一つとなっている。春に
芽出
(
めだ
)
つ
新葉
(
しんよう
)
の
苗
(
なえ
)
は、食用として
美味
(
びみ
)
である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
芽
常用漢字
小4
部首:⾋
8画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“芽出”で始まる語句
芽出度
芽出柳