花芽はなめ)” の例文
それはたとえば私どもの方で、ねこやなぎの花芽はなめをべんべろといますが、そのべんべろがなんのことかわかったようなわからないような気がするのとまったくおなじです。
おきなぐさ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
とにかくべんべろということばのひびきの中に、あのやなぎ花芽はなめぎんびろうどのこころもち、なめらかな春のはじめの光のぐあいがじつにはっきり出ているように、うずのしゅげというときは
おきなぐさ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)