“花梗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこう75.0%
くわかう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの国では、花梗かこうのみ、いわば胴のない頭だけが乱雑に花瓶かびんにさしこんであるのをよく見受ける。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
元来花托とは花梗かこうの頂端で萼、花弁、雄ずい、雌蕊の出発しているところではないのか。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
繁殖には、ヒコバエを用ひてゐるが、植ゑて十五ヶ月位たつと、高さ十尺から二十尺となり、葉の着生したしんから、四五尺の偉大な花梗くわかうが出て花をつける。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)