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花托
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かたく
ふりがな文庫
“
花托
(
かたく
)” の例文
人々はその
花托
(
かたく
)
すなわち
茎
(
くき
)
の
頂部
(
ちょうぶ
)
、
換言
(
かんげん
)
すればその
茎
(
くき
)
を
食
(
しょく
)
しているのであって、本当の果実を
食
(
く
)
っているのではない(いっしょに口には入って行けども)。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
ヨモギにからまって野エンドウの
蔓
(
つる
)
が紫の花をひらき、ハマナスが赤い
花托
(
かたく
)
をカヤの間に伏せていた。野はそこで切れて、路は砂浜に
凹
(
くぼ
)
むのである。阿賀妻は足をとめて振りかえった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
このオランダイチゴ、すなわちストローベリの実の
食
(
く
)
うところは、その
花托
(
かたく
)
が放大して
赤色
(
せきしょく
)
を
呈
(
てい
)
し味が甘く、
香
(
にお
)
いがあって
軟
(
やわ
)
らかい肉質をなしている部分である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
これは
杯状
(
はいじょう
)
をなした
花托
(
かたく
)
(すなわち花の
梗
(
くき
)
の
頂部
(
ちょうぶ
)
)であって、それが厚い肉部となっているのである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“花托”の解説
花托(かたく、花床、英:Receptacle)は、植物の器官である。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
托
漢検準1級
部首:⼿
6画
“花托”で始まる語句
花托面
花托部