“花房”の読み方と例文
読み方割合
はなぶさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに警視庁には花房はなぶさ一郎という者がある、花房一郎は、命にかけても大谷千尋を捕えずには置かないって、斯うも言うんです。
青い眼鏡 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
父が開業をしていたので、花房はなぶさ医学士は卒業する少し前から、休課に父のもとへ来ている間は、代診の真似事まねごとをしていた。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その中では近藤こんどうと云う独逸ドイツ文科ぶんかの学生と、花房はなぶさと云う仏蘭西フランス文科の学生とが、特に俊助の注意をいた人物だった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)