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艸冠
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くさかんむり
ふりがな文庫
“
艸冠
(
くさかんむり
)” の例文
(短刀をお抜き、さあ、お殺し、殺しように註文がある。切っちゃ
不可
(
いけな
)
い、十の字を二つ両方へ
艸冠
(
くさかんむり
)
とやらに
曰
(
いわく
)
をかいて。)
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「名は
萇
(
ちょう
)
」と指で書いて見せて、「
艸冠
(
くさかんむり
)
がよけいだ。字引にあるかしらん。妙な名をつけたものだね」と言う。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これも禿筆の走り書で、——先刻の礼を言って、薬を送る——とあるだけ、かなりの達筆ですが、薬という字の
艸冠
(
くさかんむり
)
を忘れて、楽となっているのは、愛嬌です。
銭形平次捕物控:052 二服の薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかるに
艸冠
(
くさかんむり
)
をつけて薼の字を書く人あり。後者は
艸名
(
そうめい
)
(よもぎの訓あり)ならん、「ちり」の字にはあらず。こは
塵
(
ちり
)
の
草体
(
そうたい
)
が艸冠の如く見ゆるより誤りしか。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「名は
萇
(
ちよう
)
」と
指
(
ゆび
)
で
書
(
か
)
いて見せて、「
艸冠
(
くさかんむり
)
が余計だ。
字引
(
じびき
)
にあるか知らん。妙な名を付けたものだね」と云ふ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
艸
漢検1級
部首:⾋
6画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“艸”で始まる語句
艸
艸木
艸花
艸画
艸書
艸紙
艸名
艸宇
艸山
艸群