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艴然
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ふつぜん
ふりがな文庫
“
艴然
(
ふつぜん
)” の例文
宮部
戯
(
たわむ
)
れて曰く、「君何ぞそれ商骨に
饒
(
と
)
む、一にここに到る」と。彼れ
艴然
(
ふつぜん
)
刀柄
(
とうへい
)
を
擬
(
ぎ
)
して曰く、「何ぞ我を侮辱するや」と。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
彼
(
か
)
の
御広間
(
おひろま
)
の
敷居
(
しきい
)
の内外を争い、
御目付部屋
(
おめつけべや
)
の
御記録
(
ごきろく
)
に
思
(
おもい
)
を
焦
(
こが
)
し、
艴然
(
ふつぜん
)
として怒り
莞爾
(
かんじ
)
として笑いしその
有様
(
ありさま
)
を回想すれば、
正
(
まさ
)
にこれ
火打箱
(
ひうちばこ
)
の
隅
(
すみ
)
に
屈伸
(
くっしん
)
して一場の夢を見たるのみ。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
艴
部首:⾊
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“艴”で始まる語句
艴