“良禽”の読み方と例文
読み方割合
りょうきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そこだ、呂布君。良禽りょうきんは木を選んでむという。日月はうつりやすし。空しく青春の時を過すのは愚かではないか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたの意はうごきますまい。良禽りょうきんは樹をえらぶ。——当然です。それがしとともに呉にきてください」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
良禽りょうきんは木をえらぶ。そんなことは訊くだけ野暮ではありませんか。皇叔、あなたも蜀を喰いつぶしに来たのではないでしょう。蜀中にじんを施しにきたのではありませんか」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)