船房カビン)” の例文
勾配こうばいがつかぬので、屋根は海鼠板なまこいたのトタンにし、爪立つまだてば頭がつかえる天井てんじょうを張った。先には食堂にして居たので、此狭い船房カビンの様な棺の中の様なしつで、色々の人が余等と食を共にした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)