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至当
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あたりまへ
ふりがな文庫
“
至当
(
あたりまへ
)” の例文
旧字:
至當
あるひは、彼男に言はせたら、六左衛門だつて立派な公民だ、其娘を貰ふのに何の不思議が有る、親子の間柄で選挙の時なぞに助けて貰ふのは
至当
(
あたりまへ
)
ぢやないか——斯う言ふかも知れない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
吾儕
(
われ/\
)
の中に新平民が居るなんて言触らされて見給へ。誰だつて憤慨するのは
至当
(
あたりまへ
)
ぢやないか。君始め左様だらう。一体、世間で其様なことを言触らすといふのが既にもう吾儕職員を侮辱してるんだ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一体、自分達の方から進んで生徒を許すのが
至当
(
あたりまへ
)
だ。まあ勧めるやうにしてよこすのが至当だ。
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も一緒に仕事をした
交誼
(
よしみ
)
が有つて見れば、自分達が生徒を連れて見送りに来なけりやならない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“至当”の意味
《名詞》
至当(しとう)
至極当然、適当なこと。
(出典:Wiktionary)
至
常用漢字
小6
部首:⾄
6画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“至”で始まる語句
至
至極
至尊
至誠
至嘱
至難
至當
至宝
至急
至大