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膿盆
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のうぼん
ふりがな文庫
“
膿盆
(
のうぼん
)” の例文
僕は時々暴君になつて
大勢
(
おほぜい
)
の
男女
(
なんによ
)
を
獅子
(
しし
)
や虎に食はせて見たいと思ふことがある。が、
膿盆
(
のうぼん
)
の中に落ちた血だらけのガアゼを見ただけでも、肉体的に忽ち不快になつてしまふ。
僕は
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
森はひょろひょろと
蹌踉
(
よろめ
)
きながら後ずさりし、
膿盆
(
のうぼん
)
のような海は時々
妬
(
ねた
)
まし気な視線をギラリと
投
(
なげ
)
かける。やがて、けちくさい
斑
(
まだ
)
らな
芥
(
あくた
)
と化した地球は、だんだんに遠ざかって行く——。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
膿盆
(
のうぼん
)
の血だらけのガーゼよ
死の淵より
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
“膿盆”の解説
膿盆(のうぼん、英:kidney dish 独:Nierenschale)は医療器具の一つで、ソラマメのような形をしたトレイのことである。
ソラマメのような形をしている(くぼみがある)のは、嘔吐する際にそのくぼみの部分を顔に当てるなど、体に密着させやすくし、液体がこぼれないようにするためである。
主に医療機関などでさまざまな用途に使用されている。
(出典:Wikipedia)
膿
漢検準1級
部首:⾁
17画
盆
常用漢字
中学
部首:⽫
9画
“膿”で始まる語句
膿
膿汁
膿瘍
膿盤
膿傷
膿栓
膿水
膿液
膿血
膿潰