“腐臭”の読み方と例文
読み方割合
ふしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
双方の死骸は、街路に横たわり、溝をのぞけば溝も腐臭ふしゅう。木陰にはいれば木陰にも腐臭。——そこに淋しき草の花は咲き、あぶがうなり、馬蠅うまばえが飛んでいた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どの点がそうだと指摘は出来ないが、腐臭ふしゅうのようにかぎわけられた。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
供御くごの食物なども、実にひどいもので、膳がくれば、必ず腐臭ふしゅうがともなっていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)