“脱稃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だっふ50.0%
だつふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヨネしたものは家の中の物置に置く。もみのままなのは外のアラモノ庫に入れて置く。アラモノとは脱稃だっふせぬ穀物の総称である。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鹿児島県の種子島たねがしまなどでも、その少し以前に旅行をした草野教授の話では、まだ割竹の稲扱をもって数茎ずつの籾を落し、その籾をうすに入れて脱稃だつふから精白までを一続きにしていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)