脱稃だつふ)” の例文
鹿児島県の種子島たねがしまなどでも、その少し以前に旅行をした草野教授の話では、まだ割竹の稲扱をもって数茎ずつの籾を落し、その籾をうすに入れて脱稃だつふから精白までを一続きにしていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)