胡瓜うり)” の例文
一茶店に入りて用意の握り飯をじる。胡瓜うりみを命じたところが、怪し気な女が出て来て大皿の中にチョッピリ盛り付けたのが、驚くなかれ代価四十銭。
止め然いふ此方は遠州相良さがら水呑村みづのみむらから來なされたか如何にも我は水呑村の百姓なりハヽア胡瓜うりの種は盜とも人種は盜まれぬとハテ見れば見る程ちがひない十六年以前いぜんわかれた兄九郎右衞門がせがれの九助ぢやなお前は伯父をぢの九郎兵衞樣かとたがひ吃驚びつくり馬よりまろ落手おちてに手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)