“胆略”の読み方と例文
読み方割合
たんりゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が剛毅ごうきなる、彼が政治上の責任を重んずる、彼が政治上の胆略たんりゃくに富む、吾人ごじんこれを識認す、ただ経世的大眼光に至っては、未だこれを識認するの事実を発見するあたわず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
胆略たんりゃくふたつながら併せ持っている相当な人物だということができよう。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
心耳に聞き、機眼にる。その人の胆略たんりゃく如何にある。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)