“聖句（せいく）” の例文

さっき、大尉どのは、『戯れに恋はすまじ、戯れならずとも恋はすまじ』と、禅坊主（ぜんぼうず）か修道院（しゅうどういん）生徒のような聖句（せいく）を吐かれたが、僕は、どうかと思うね。

恐しき通夜 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

と立花君は信者の常として聖句（せいく）を利用した。

凡人伝 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)

“聖句”の意味

《名詞》

神聖な文言。

聖書の中にある文言。
(出典:Wiktionary)

“聖句”の解説

聖句（せいく）は、聖書の箇所を意味する語。ギリシャ語の"γραφή"（古典再建音転写: グラフェー、現代ギリシャ語転写: グラフィ）の訳語でもある。聖書を引用する時、聖句と書く場合がある（ただし教派によってはこの語彙が用いられないところもある）。
el: "γραφή"は、日本語訳聖書で聖書あるいは聖句と訳されるが、聖書と訳されている箇所が多い。古典ギリシャ語、現代ギリシャ語のいずれにも、単に「書き物」といった意味もあるが、現代ギリシャ語において聖書を明確に指す場合には「聖なる」を表す形容詞を付けて"Αγία Γραφή"と呼称する。
(出典:Wikipedia)

聖	常用漢字 小６ 部首:⽿ 13画
句	常用漢字 小５ 部首:⼝ 5画