“老物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じじい50.0%
ろうぶつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出入りのとびかしらを始め諸商人、女髪結い、使い屋の老物じじいまで、目録のほかに内所から酒肴しゅこうを与えて、この日一日は無礼講、見世から三階まで割れるようなにぎわいである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
老物ろうぶつは知らん、若手では、あれが第一の男よ。あれのこしらえた奇兵隊というのは、他藩には、ちょっと類のないものじゃ」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)