美嬌びきょう)” の例文
百千の花燈かとうをとぼし、河北かほく一のお茶屋と評判な翠雲楼すいうんろうときては、とくに商売柄、その趣向もさまざまであり、花街の美嬌びきょう絃歌げんかをあげて、夜は空をがし、昼は昼で彩雲さいうんとどめるばかり……。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)