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纒頭
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てんとう
ふりがな文庫
“
纒頭
(
てんとう
)” の例文
銀座の表通に燈火を輝すカフエーを城郭となし、赤組と云い白組と称する団体を組織し、客の
纒頭
(
てんとう
)
を
貪
(
むさぼ
)
るものは女給の
群
(
むれ
)
である。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
日本娼婦の稼ぎ高は
全
(
まつた
)
く
抱主
(
かゝへぬし
)
と折半で、衣類を除いた外食物
其他
(
そのた
)
一切の雑費は
抱主
(
かゝへぬし
)
の負担であり、
此
(
この
)
外内地と
異
(
ちが
)
つて
纒頭
(
てんとう
)
の所得が多いと云ふ事だ。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
亡くしたら、冥途でたんと、釣銭が取れ、鬼めに、
纒頭
(
てんとう
)
が、はづまれよ
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
“纒頭”の意味
《名詞》
祝儀として出す金銭。
歌舞や演芸を行った者に出す褒美の金銭。
(出典:Wiktionary)
纒
漢検準1級
部首:⽷
22画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“纒”で始まる語句
纒
纒綿
纒繞
纒向
纒持
纒擾
纒綴
纒衣
纒足