“纒綿”の読み方と例文
読み方割合
てんめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって、を引き留めたものの、やはりお通も、不可抗力なものでただ纒綿と泣くだけの女性をしか示すことが出来なかったのである。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸福中にもまた満足中にも人をして沈鬱に後方をふり返り見させる記憶の纒綿から、彼が免れていたと思ってはいけない。
例えばゲーテ、シルレル、バイロン、ハイネの如き、何れも情緒纒綿たる恋愛詩の詩人であって、同時に一方でヒロイックな叙事詩を書いている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)