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縁伝
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えんづた
ふりがな文庫
“
縁伝
(
えんづた
)” の例文
宗助は郵便を持ったまま、座敷から
直
(
す
)
ぐ玄関に出た。細君は夫の足音を聞いて始めて、座を立ったが、これは茶の間の
縁伝
(
えんづた
)
いに玄関に出た。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ええそりゃいやしませんとも」こんな気持で、兆二郎は
何気
(
なにげ
)
なく、
縁伝
(
えんづた
)
いに師匠の部屋の前に来て板敷の上へ
畏
(
かしこ
)
まった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
例の、ぼろ
直垂
(
ひたたれ
)
を
着
(
つ
)
け、太刀を腰へつるすのも、あたふたと、
縁伝
(
えんづた
)
いに、出口をさがした。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談