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総毛立
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そうけだ
ふりがな文庫
“
総毛立
(
そうけだ
)” の例文
旧字:
總毛立
そして、彼が浅草公園で、とんがり帽と道化服をつけて立っていたと聞いた時には、何故かギョッとして、
総毛立
(
そうけだ
)
つ様な感じがした。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして、程なく滋幹は、父の足が止まったので、自分もピタリと歩みをとゞめた瞬間に、体じゅうが
総毛立
(
そうけだ
)
つものを眼前に見た。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
萩原の
家
(
うち
)
で女の声がするから、伴藏が
覗
(
のぞ
)
いて
恟
(
びっく
)
りし、ぞっと足元から
総毛立
(
そうけだ
)
ちまして、物をも云わず勇齋の所へ
駆込
(
かけこ
)
もうとしましたが、怖いから
先
(
ま
)
ず自分の
家
(
うち
)
へ帰り、小さくなって寝てしまい
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鶴は、
総毛立
(
そうけだ
)
つ思いである。
犯人
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
そう思ったとき、河内介は
鎧
(
よろい
)
に蒸された肌の上がぞうッと
総毛立
(
そうけだ
)
つのを感じた。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
その一と目が、浩一を電気のように撃ち、全身のうぶ毛が
総毛立
(
そうけだ
)
った。
女妖:01 前篇
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして、ふたりは、申しあわせでもしたように、同時にまっ白な歯をむきだして、あのゾッと
総毛立
(
そうけだ
)
つような笑いで、ケラケラケラと笑いました。読者諸君、それはふたりのインド人だったのです。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“総毛”で始まる語句
総毛