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綾羅
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うすもの
ふりがな文庫
“
綾羅
(
うすもの
)” の例文
二十歳
(
はたち
)
か二十一、二とも思われる、女の姿のまた
窈窕
(
あでやか
)
さ!
嫋
(
しな
)
やかな首筋はすんなりと肩へ流れて、純白女神のごとき白絹の
綾羅
(
うすもの
)
を装うていた。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
七重
(
ななえ
)
なる
綾羅
(
うすもの
)
の下にちりばめし「悪徳」の金剛石。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
まとへる
綾羅
(
うすもの
)
色
(
いろ
)
をわかみ
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ふさふさと豊かに垂れた金髪に
桃金花
(
てんにんか
)
の
花綵
(
はなづな
)
を結んで、薔薇色の頬、蒼穹のように澄み切った
眸
(
ひとみ
)
! 雪白の
綾羅
(
うすもの
)
の
裳裾
(
もすそ
)
長く地に曳きながら、今私の方へ歩み寄ってくる姿というものは
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ある朝は銀行へ出勤することも忘れて
恍惚
(
うっとり
)
と書斎の窓越しに、庭を逍遙する妻の
綾羅
(
うすもの
)
を通した姿体に見惚れていたこともあり、殊に私にとって
堪
(
た
)
えられなかったのは夕暮浴室の前を通りかかると
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
綾
漢検準1級
部首:⽷
14画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
“綾羅”で始まる語句
綾羅錦繍
綾羅紗
綾羅珍什