継母おっか)” の例文
旧字:繼母
しかもその婿さんというのは、継母おっかさんのおいだったんですからね。私はこうして、今に恋というものを知らないんですよ。ふみさん。つまんないわねえ……。
継母おっかさんが悪いんです、継母さんが、わたしをにくんでこんなにしてしまったのです、その前のわたしは、綺麗きれいな子でした、誰も、わたしをめない人はありませんでした、それだのに
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小学校を出て、近所の仕立屋に通ってお針の稽古けいこをしていましたが、ある日——それは秋の半ば頃だったでしょう——私が、いつものように昼食おひるに帰ると、継母おっかさんが言うのです。