“経済的”の読み方と例文
旧字:經濟的
読み方割合
けいざいてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことによると、かれ世間せけんおもつてゐるほど、経済的けいざいてきめぐまれてゐなかつたのかもれなかつた。そしてそのはうむしろよりおほく、かれをあせらせてゐたかもれなかつた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
仁太ばかりはれいのとおりの無遠慮ぶえんりょさで、あいさつぬきだった。彼は父親を手つだって石けん製造をしているという。経済的けいざいてきには一ばんゆとりがあるらしい仁太は、新調の国民服をきていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)