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紊乱
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ぶんらん
ふりがな文庫
“
紊乱
(
ぶんらん
)” の例文
旧字:
紊亂
讒臣
(
ざんしん
)
どもの策謀を恨んでいた。また、斎藤家の
紊乱
(
ぶんらん
)
と主君の不明を嘆いてもいた。——が、どうしようもない。つめ腹を切らねばならぬ日が目に見えていた。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藩政をここまで
紊乱
(
ぶんらん
)
させたのはかれらだ、まずかれらを除かない限り藩政改革の策は立たない。
初夜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
応仁の乱以後、室町幕府の
紊乱
(
ぶんらん
)
につけこんで、京都に
簇出
(
そうしゅつ
)
した浪人くずれの
無頼者
(
ならずもの
)
の一団である。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内容はほぼわかっている、まえにもあったことで、政治の
紊乱
(
ぶんらん
)
という名目で兵部を糾弾したものだ。ところが二人の国目付は、「こういうものを読むわけにはいかない」と拒んだ。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
初めに涌谷さまは境論をもちだし、続いて家中の政治
紊乱
(
ぶんらん
)
を訴えられるとのことです。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
(白洲と、職能を、彼は
私事
(
わたくしごと
)
に、
紊乱
(
ぶんらん
)
させてかえりみない)
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この悪弊をうち
毀
(
こわ
)
し、
紊乱
(
ぶんらん
)
した藩政をたて直すのは当面に迫った問題である、その第一は汚職の老臣どもの
譴責
(
けんせき
)
であるが、いままでのところ汚職の事実を明らかにする的確な証拠がない
落ち梅記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
家中
紊乱
(
ぶんらん
)
という名目で、六十余万石は改易になるかもしれない。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“紊乱”の意味
《名詞》
紊 乱(びんらん、ぶんらん)
乱すこと。また、乱れること。
(出典:Wiktionary)
紊
漢検1級
部首:⽷
10画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“紊”で始まる語句
紊
紊亂
紊政