紅型びんがた)” の例文
そうして染織品としての「下手物」として最も美しい花を開いた(挿絵第二十二図、紅型びんがたを見られよ)。蒔絵の如きも「上手物」として一方を代表する。その初期のものに至っては美しい。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
紅型びんがたの方は早くから評判があって、沢山内地に渡ったためか、そう目星めぼしいものは数ありませんでしたが、これに引きかえ織物の方はほとんど未踏地と呼んでもよく、贅沢ぜいたくな選択を楽々と致しました。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
琉球りゅうきゅう。麻地。紅型びんがた。五尺四寸角。石丸重治氏蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)