“粟起”の読み方と例文
読み方割合
ぞっき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつの驚きたるあり、オヨチにてはまむし多くして、倒れ木の上に丸くなりて一処いっしょに六七個あるあり。諸方にて多く見たり。其度毎そのたびごとにゾッとして全身粟起ぞっきするを覚えたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
然るに今や八十一歳にして既往を回顧する時は、数十回の天災人害は、思いいだすに於ても粟起ぞっきするを覚うる事あり。然れども今日こんにち迄無事に生活しるは、実に冥々裡めいめいりに或る保護にるを感謝するのみ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)