“粉紅”の読み方と例文
読み方割合
こなべに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっといぶきのような趣きがあり、枝先は素直に垂れて、粉紅こなべに色の花をつける。あんな常磐木ときわぎにこんな柔かい花が咲くかと思わせるような、奇異で、うるわしい花である。
急に恐ろしくなつて粉紅こなべにの円い球をぐいと右の頬辺ほつぺたににじりつける、と紅い日の丸の烙印が如何にも道化らしくパツと燃え出す、面白い、左へもひとつぺたりとにじりつける、あはは
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)