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簡牘
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かんどく
ふりがな文庫
“
簡牘
(
かんどく
)” の例文
此
簡牘
(
かんどく
)
は伊沢信平さんがわたくしに借してくれた二通の中の一つで、他の一つは此より後十四年、文政八年十二月十一日に裁せられたものである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
文政十一年二月十九日に書いたということが、記事に拠って
明
(
あきら
)
かに考えられる。ここに書いた五郎作の性行も、
半
(
なかば
)
は材料をこの
簡牘
(
かんどく
)
に取ったものである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
此蘭軒の妾も亦同じ家から出たのではなからうか。其名のさよをば、わたくしは茶山の
簡牘
(
かんどく
)
中より始て見出した。要するに側室は佐藤氏さよと云つたのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
わたくしは此会合を説くに
先
(
さきだ
)
つて一事の記すべきものがある。
饗庭篁村
(
あへばくわうそん
)
さんは此稿の片端より公にせられるのを見て、わたくしに茶山の
簡牘
(
かんどく
)
二十一通を貸してくれた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“簡牘”の解説
簡牘 (かんどく、zh: 简牍、en: Bamboo and wooden slips)とは、おもに中国の古代に文字が書かれた竹片や木片のこと。このうち、竹製のものを竹簡と呼び、木製のものを木簡といい、総称して簡牘(「簡」)と呼ぶ。中国では木簡に比べて竹簡の数が多いため、竹簡を木簡も含む「簡牘」の意味でも使われるが、朝鮮や日本では竹簡はまれでほぼ木簡であるので、竹簡と木簡を厳密に区別して使う場合が多い。
(出典:Wikipedia)
簡
常用漢字
小6
部首:⽵
18画
牘
漢検1級
部首:⽚
19画
“簡”で始まる語句
簡單
簡単
簡
簡勁
簡雍
簡短
簡素
簡易
簡便
簡単服