“箱惣”の読み方と例文
読み方割合
はこそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本所の相生町あいおいちょう箱惣はこそうなんぞがそれでございますからな、首を刺されて両国橋へさらされて、やっぱりこの通りの張札をされたんでございますからな
自分は程遠からぬ箱惣はこそうの家に留守番をしていることだから、毎日のように宿までかよってお君の便りを聞こうとするが、さっぱり何とも言ってよこしません。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
米友もまた押つけられたことをかえって幸いにして箱惣はこそうの留守番をよろこんで引受けてしまいました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)