筆規ぶんまわし)” の例文
ちいさな、というのに力を入れて、丁度いとの締まった箏を、軽々かるがると坐ったまま、ぐるりと筆規ぶんまわしのように振りかえた便次ついでに、かかえるようにして見せた。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)