笑声わらひごゑ)” の例文
旧字:笑聲
と半畳を入れたので、弁士は満場の笑声わらひごゑのなかに顔を火のやうにして引き下らねばならなかつた。
鏡子が笑声わらひごゑで云つた時、榮子は初めて目をいて母を見て点頭うなづいた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
高い笑声わらひごゑを残して、彼は遂に学校から飛び出した。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)