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竹箆
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しっぺい
ふりがな文庫
“
竹箆
(
しっぺい
)” の例文
燦
(
さん
)
たる
金剛石
(
ダイヤモンド
)
がぎらりと痛く、小野さんの眼に飛び込んで来る。小野さんは
竹箆
(
しっぺい
)
でぴしゃりと
頬辺
(
ほおぺた
)
を
叩
(
たた
)
かれた。同時に頭の底で見られたと云う音がする。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
曲彔
(
きょくろく
)
に
拠
(
よ
)
る住持の三要は正面に
控
(
ひか
)
え、東側は大衆大勢。西側に昭青年一人。問答の声はだんだん高くなって行きます。衣の袖を
襷
(
たすき
)
に結び上げ、
竹箆
(
しっぺい
)
を
斜
(
しゃ
)
に構えた僧も二三人見えます。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「金でなきゃアいいでしょう、
竹箆
(
しっぺい
)
とか、餅菓子とか——」
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
明智の小気味よい
竹箆
(
しっぺい
)
返しだ。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「忠告の
竹箆
(
しっぺい
)
返しかい?」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
箆
漢検準1級
部首:⽵
14画
“竹箆”で始まる語句
竹箆返