“立造”の読み方と例文
読み方割合
りふざう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十七日。晴。御上おんかみ東京より御帰藩被遊候に付、四半時平服に而出仕。松尾へ寄。同人御供に而帰著に付。」正桓と医官松尾立造りふざうとが福山に還つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「廿三日。晴。大殿様為御看病東京へ御発駕被遊候に付、為御機嫌伺朝六時出勤。五半時過早打に而御出被遊候。立造りふざう御供。」正寧の病をんがために、正桓が東京へ急行した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「十人扶持、御足五人扶持、医、鼓菊庵、五十四、」立造りふざうは「十人扶持、御足三人扶持、執、松尾立造、三十九、」玄察は「十人扶持、御足三人扶持、補、谷本玄察、四十、」金左衛門は「百四十石八十俵、内、藤田金左衛門、三十五、」若くは「百三十石、御宮掛、大林金左衛門、四十七、」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)