“空城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきじろ60.0%
あきしろ20.0%
からじろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして九州に、関東に、その居所を移しているので、城はふたたび空城あきじろ同様になってしまった。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何様なにさま、旗も煙も、たしかに擬勢ぎせいだ。鹵城は今や空城あきしろにちがいない。いざ追い撃たん」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武田方の砦々とりでとりでは、風を望んでくだってしまい、武田一族が守るところの松尾城も飯田の城も、夜が明けてみると、空城からじろになっている。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)