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稜立
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かどだ
ふりがな文庫
“
稜立
(
かどだ
)” の例文
此
(
かく
)
の如き
旋渦
(
せんくわ
)
を生ずる
所以
(
ゆゑん
)
は
他
(
た
)
ならず。
稜立
(
かどだ
)
ちたる巌壁の間に押し込まれたる水は、潮の漲落に際して屈折せられ、瀑布の如き勢ひをなして急下す。
うづしほ
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
しかしそれも好かった、書生の閑談で事は終って了って、何等のいさくさも無く
稜立
(
かどだ
)
つことも無く済んで了った。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一度水々しい
艶
(
つや
)
を持ちかけて来た顔色は、残暑にめげた体と一緒に、また
曇
(
うる
)
んで来た。手足もじりじり痩せて、
稜立
(
かどだ
)
った胸の鎖骨のうえのところに大きな
窪
(
くぼ
)
みが出来ていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
稜
漢検準1級
部首:⽲
13画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“稜”で始まる語句
稜
稜威
稜々
稜角
稜線
稜形
稜堡
稜鏡
稜峭
稜嶒